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特別講義「あなたの耳から劇場が始まる!観光ガイドOtonoの挑戦」を開催


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8月2日、しずおか学科目群の一つである「ビジネスの視点でみる静岡B」の1コマとして、株式会社Otono代表取締役社長の青木真咲氏と株式会社竹屋旅館代表取締役社長の竹内佑騎氏を講師としてお迎えし、「あなたの耳から劇場が始まる!観光ガイドOtonoの挑戦」と題し、特別講義を開催しました。
竹内氏がアメリカ「アルカトラズ島」で音声アトラクションにより興奮体験をしたことで、音をつけることで劇場化するサービスを日本でもぜひ作ろうと仲間を募ってはじめたのが「Otono」で、青木氏もコアメンバーとして参加、法人化した際に社長に就任したという経緯が紹介されました。
「Otono」には、各個人が所有するスマホを活用できること、単なる音声ではなく偉人などのキャラクター付けによりアトラクション化(オトラクション)できること、使う人が自分のペースで活用できること、視覚を奪わずに魅力を最大化できることなどの強みがあるほか、地方観光の課題でもある外国人観光客への対応も可能となる点や、交通インフラでの活用や、サイクリングやヘルスケアなどさまざまな分野への展開も拡大しつつあり、静岡を日本最初のオトラクションランドにしたいとする今後の展望についても熱く語っていただきました。
また、同社の働き方の特徴として専業禁止があり、必ず複数の仕事を持っていることにより、さまざまな経験や視点、価値観が掛け合わされていることや、時間に捉われない働き方を提供するためクラウドワーク支援を行うなど、世界中に広がるクリエイターネットワークとクラウド上でマッチングするといった動きも紹介されました。
ワークショップでは、Google スプレッドシートを使って静岡市内6エリアの観光ナビゲーションを考えるといった、クラウドワークの一端を体験し、当日はアカデミックチャレンジに参加した高校生も聴講しており、学生たちとともにおよそ4人ごとのグループに分かれ、お勧めの飲食店などを考えました。
終了後、学生からは「観光地の良さを音で引き出すサービスが新鮮」「従来型のおもてなしだけでなく新技術を活用した新しいサービスの必要性を感じた」といったOtonoの事業に関する感想のほか、「副業に対する見方が変わった」「自分のキャリアを考えるきっかけになった」などの感想も聞かれ、講師お二方の話が働き方を考える刺激にもなったようです。

講師の竹内氏

講師の青木氏

音声ガイドを聞く学生たち

ワークショップの様子




(2019年8月6日)

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