経営情報学部の小西敦教授は、下記の論文で、2020年度日本公共政策学会の「論説賞」を受賞しました。
<論文情報>
小西敦「大規模災害時のトリアージ概念の再検討(1)(2?完)」『自治研究』 95巻7号?8号
<受賞理由>
本論文は、先行研究の成果を踏まえ、トリアージの概念を再検討することにより、トリアージを行為順位の決定と捉える「行為順位決定説」を提言する論説である。救助、搬出、応急手当、搬送、治療という行為ごとに、各行為ができる者は、その行為の優先順位、すなわち、トリアージを決めることができるとする着眼点は、実施権限者を拡大し、かつ、法的な根拠を明確にするものである。現代の災害多発社会にとって避けることのできない重要なテーマに果敢に挑戦している点、論点が非常に明快に整理されている点、実態に基づき新たな着想によりトリアージを分析の俎上に載せている点が公共政策学的に高く評価できる(同学会総会資料による)。
(2020年6月10日)
<論文情報>
小西敦「大規模災害時のトリアージ概念の再検討(1)(2?完)」『自治研究』 95巻7号?8号
<受賞理由>
本論文は、先行研究の成果を踏まえ、トリアージの概念を再検討することにより、トリアージを行為順位の決定と捉える「行為順位決定説」を提言する論説である。救助、搬出、応急手当、搬送、治療という行為ごとに、各行為ができる者は、その行為の優先順位、すなわち、トリアージを決めることができるとする着眼点は、実施権限者を拡大し、かつ、法的な根拠を明確にするものである。現代の災害多発社会にとって避けることのできない重要なテーマに果敢に挑戦している点、論点が非常に明快に整理されている点、実態に基づき新たな着想によりトリアージを分析の俎上に載せている点が公共政策学的に高く評価できる(同学会総会資料による)。
(2020年6月10日)