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米国ポートランド大学等とオンライン国際協働授業を実施


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7月13日、草薙キャンパスで、看護学部専門科目「国際保健?災害看護論」の国際協働授業を実施し、米国ポートランド大学看護学部の経験豊富な教員、クロエ?リッツェン講師とレイラ?ガリグェス講師のお二人にオンラインで講義をしていただきました。

本学では、2018年度から上智大学?お茶の水女子大学と共同で、オンラインによる国際的な双方向の教育手法(COIL : Collaborative Online International Learning)を利用した遠隔教育および交流事業を軸とする日米二国間の大学間連携を図るプロジェクトに取り組んでいます(文部科学省補助事業)。今回の講義は、そのCOILプロジェクトの一環として実施したものです。

オレゴン州にあるポートランド大学は、学生数約4,000人と小規模ながら、約60の学位プログラムを有する、同地域の有力な総合大学です。また、COILプロジェクトにおける米国連携10大学のうちの1校でもあります。

講義では、「看護師?看護学生へのCOVID-19による心身の影響」をテーマとし、患者に接する看護師として、病院など組織の制約から生じるジレンマや、患者への最善のケアに関連した公平性の問題などを取り上げました。また、これらの問題から生じた感情が長引くことで健康上の悪影響や離職につながる可能性を考察し、予防と健康管理に対する理解を深めました。また、コロナ禍における大学生活や日常生活で困難さを感じた経験について、学生同士で意見交換をしながら、看護学生としてセルフケアの重要性を学ぶことができました。講義は、主にリッツェン講師により英語で行われ、本学看護学部の根岸まゆみ講師とウェンディ?ヘムストック助教が通訳を務めました。

翌14日は、小鹿キャンパスで、日?米?モンゴル?タイの4か国5大学をオンラインで結び、同じくポートランド大学看護学部のレイラ?ガリグェス講師をファシリテーターとしてお迎えし、学生を中心とした国際協働授業を看護学部専門科目「発展看護実習(国際看護)」で実施しました。

参加大学は、本学のほか、国内から上智大学が参加し、海外からもモンゴル国立ドルノゴビ医科大学とタイ国立コンケン大学が加わり、学生を主体としたプレゼンテーションや意見交換による学びの場を提供しました。

講義では、“Health promotion practices among nursing students”をテーマとし、各国の看護学生が大学生活や日常生活での健康にまつわる事柄を、英語のプレゼンテーションで紹介しました。発表後、各国の看護学生との共通点や違いについて意見交換を行い、健康の維持のためにどうやって困難を乗り越えていくのかなど、ストレスとの付き合い方について理解を深めました。

講義中のZoom画面(7月13日)

講義に参加する本学の学生(7月13日)

本学看護学生によるプレゼンテーション(7月14日)

講義風景(7月14日)

【関連リンク】
静岡県立大学 大学の世界展開力強化事業「US-COIL」特設サイト
https://www.us-coil.jp/

米国ポートランド大学
https://www.up.edu/


(2021年7月20日)

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